企業がロゴマークを作る目的とは?メリットや作成時のポイントを紹介

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みなさんは、企業のロゴマークと聞いてどんなものを思い浮かべるでしょうか。例えば、AppleのリンゴやマクドナルドのMというロゴマークが挙げられます。これらは見ただけで企業の名前が浮かぶ、いわば企業の顔のような存在です。

そんなロゴマークはなぜ企業にとって重要なのか、作るときのポイントや注意点と合わせてご説明します。

「税理士にもロゴマークが必要である8つの理由」

ロゴマークとは

そもそもロゴマークとは、企業のイメージを図案化したものです。見た人が企業のイメージを視覚的に捉えて、印象に残せることが最大の魅力です。また、ロゴマークを見てサービスや商品を連想できることも多く、消費者にとって身近なものであることが特徴です。参照元…biz-up!|シンボルマークデザイン

企業がロゴマークを作る目的

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人間は8割もの情報を視覚で受け取っています。たとえば特定の商品を探したいとき、類似品がたくさんあると見つけづらくなります。そんなときにロゴマークがあれば、瞬時に判断できますよね。また、ロゴマークは単に企業を区別する印だけでなく、企業の思いを視覚的に伝えるという目的があります。

消費者がロゴマークを見てサービスや商品を認識する「ブランド再認」という言葉もあり、企業をつくっていく上で欠かせないものであると言えます。

企業がロゴマークに力を入れるべき4つの理由

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企業がロゴマークに力を入れるべき理由として、以下の4つが挙げられます。

1.企業の認知度向上初対面の人と名刺交換をするとき、ロゴマークがあると目に留まりますよね。企業名と結びつけて覚えるという方も多いのではないでしょうか。自社のサービスや思いを伝えるときに、ロゴマークを用いながら説明した方が相手の理解も深まります。

また、企業の特徴をうまく表すことで、認知度向上へつなげることができます。例えば、大手コンビニチェーン各社はロゴマークの色を見ただけで連想できますよね。これはコーポレートカラーを上手く使い分けているためです。

2.サービスや商品の印象付けサービスや商品のロゴマークを見て、その企業名が浮かぶ経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。類似品が並んでいるときに、知っているロゴマークがあると安心感を得て購入するケースもあります。

ロゴマークを積極的に活用することで、何度も目にしているうちに無意識に記憶していたり、親しみが沸いてくるという効果が期待できます。3.他社との差別化ロゴマークは、競合他社との差別化を図るときにも役立ちます。

いくらサービスにオリジナリティがあると思っていても、それがお客様の目に留まらなければ意味がありません。企業を視覚的に表す唯一無二のロゴマークを作るところから、差別化は始まっているのです。ただし唯一無二にこだわるあまり、奇をてらったデザインにすることはおすすめできません。

ロゴマークを作るときに意識すべき注意点で詳しくご説明します。4.社員の意識向上企業の思いに共感して入社する社員は多いと思いますが、それを形にしたロゴマークがあると会社に対する愛着心の高まりが期待できます。

たとえばイベントや展示会でロゴマークが入ったものを身に着けていると、企業を代表しているという思いが強くなるかもしれません。

お客様だけでなく、社員の団結力を高める意識向上にも効果的です。

ロゴマークを作るときのポイント

最大のポイントは、自社のイメージを視覚化できているかということです。企業のコンセプトや理念に沿ったロゴマークでないと、作成する意味がありません。高級志向のサービスを提供している企業が、ポップで親しみやすいロゴマークにしてもアピールポイントが伝わりませんね。

また、名刺やホームページ、パンフレットなどあらゆる場所に使用することをイメージして作るのも大切です。

ロゴマークを作るときに意識すべき4つの注意点

ロゴマークを作るときに意識すべき注意点として、以下の4つが挙げられます。

1.色を多用していないかロゴマークにはオリジナリティが大切ですが、カラフルにすればいいというものではありません。むしろ色を多用していると、ごちゃごちゃした印象を与えてしまいます。自社のイメージに合う色を決めてシンプルなロゴマークを意識しましょう。

2.モノクロになっても認識できるかモノクロで印刷された場合にも、問題なく認識できるデザインにすることが重要です。また、ユニバーサルデザインを意識して、誰でも認識できるように考慮することも必要です。3.流行を意識しすぎていないか

何事にも流行はありますが、長年使用するロゴマークは意識しすぎないほうがいいでしょう。リニューアルを何度も繰り返しているとロゴマークがなかなか定着しません。

同じものを使い続けることで、目に留まる回数が増えて認知度が上がっていきます。

この先何十年と使う前提でデザインを考えてみてください。4.著作権、商標権は問題ないか著作権とは、著作物とその作成者を保護する権利のことです。商標権は登録をした商標を日本国内で独占的に使用できる権利のことです。

自社のアイデアと同じようなロゴマークが既にあると、上記の権利に触れるため使用することができません。確認をせず使っていた場合、作成後に損害賠償を請求されてしまう可能性があります。必ず事前に確認して、ロゴマーク作成後は商標登録を忘れずに行いましょう。

ロゴマークの活用方法

まずは自社のホームページや名刺に追加しましょう。先述の通り、企業の認知度向上につなげることが目的です。SNSを活用している企業は、ヘッダーやアイコンにもロゴマークを入れることをおすすめします。また、イベントや展示会でロゴマークを入れたノベルティを作ることも効果的です。

多くの人の目に留まるように、さまざまな形で活用していきましょう。活用するときに重要なのが、社内でマニュアルを作成することです。せっかく作ったロゴマークの色を変えたり、変形して使用してはなかなか浸透しません。

それどころか、一貫性がないことでマイナスなイメージを与えてしまう可能性もあります。

そうならないためにも、マニュアル化して統一した使用をすることが大切です。

まとめ

企業がロゴマークを作る目的やポイントを学んで、多くの企業が作成に力を入れている理由が分かったのではないでしょうか。自社の思いを形にするのは大変なことですが、上手に活用することで様々なメリットがあります。

ここで紹介したポイントや注意点に留意しながら、オリジナリティ溢れるロゴマークを作ってみてくださいね。